段ボール箱を抱えて部屋を横切り、積み木を詰め込んでは空にし、また最初からやり直す。絵本を読もうと誘っても、どこかへ行ってしまう。しばらくして、お気に入りのおもちゃを別の子に取られると、何が起きたのかを説明する前に泣き出してしまう。「この子は学んでいるのだろうか」「どうしてじっと座っているのが難しいのだろう」「怒るかわりに言葉を使えるよう、どう助けたらいいのだろう」——2歳から3歳の男の子を育てるご家庭にとって、こうした問いはとりわけ身近なものです。幼児期の発達を知ることは、お子様が本当に必要としているものをより丁寧に見つめ、それに心を込めて応えてくれるプリスクールのプログラムを選ぶ助けになります。
男の子には違う学び方が必要ですか?
すべての男の子に当てはまる学び方というものはありません。元気いっぱいの遊びを好む子もいれば、絵を描くこと、お話、あるいはまず眺めてから加わることを好む子もいます。性別だけでは、その子にどれだけの運動や安心感、言葉の支えが必要かは分かりません。
より役に立つ出発点は、観察することです。何に興味を持ち続けるか。どのように気持ちを伝えるか。何があると安心できるか。うまくいかないとき、どう反応するか。
以下の考え方は、幼児全般に当てはまります。お子様が活発に探索することを好む場合や、自分を表す言葉がまだ育っている途中である場合には、とくに役立つはずです。
日々の会話は、脳の発達をどう支えますか?
幼い子どもは、心を向けてくれる大人とのやりとりの往復を通して学びます。ハーバード大学の児童発達センターは、この行き来を“サーブ&リターン”(serve and return)と呼んでいます。子どもが指をさす、言葉を発する、身ぶりをする——そこに大人が応える、という形です。
お子様が段ボールの坂道でミニカーを転がしている場面を思い浮かべてください。あなたを見上げて「もういっかい!」と言う。あなたはこう応えます。「もういっかいね。速かったね。こっちの坂でも試してみる?」そして少し間をおき、言葉でも、身ぶりでも、動作でも、お子様が答えられるようにします。こうして、その子がすでに大切に思っていることを軸に、会話が生まれます。
ご家庭でも、興味のあとを追い、気づいたことを言葉にし、返事を待つ余白を残してみてください。やりとりは、いつも完全な文から始まるとはかぎりません。
いつも動きまわっています。それでも学んでいるのでしょうか?
体を動かすことは、意味のある学びの体験の一部になり得ます。材料を運ぶ、箱で組み立てる、坂道を試す——そのどれもが、重い、もっと高く、下、ゆっくりといった言葉を自然に差し出す機会になります。
段ボールでトンネルを作っている子は、大きさを比べ、なぜ崩れるのかに気づき、友だちに手伝いを求めるかもしれません。大切な問いは、じっと座っているかどうかではなく、何を探索しているか、そして大人がその探索をどう支えるかです。
安全に体を動かせる機会を用意しつつ、静かな活動と見通しのもてる生活リズムも大切にしてください。すべての活動が同じように関心を引くと期待するのではなく、どんなときに最も夢中になるかを観察しましょう。
どうして「待つ」「やめる」が難しいのですか?
約束を覚えておく、行動する前に一呼吸おく、注意を切り替える——これらはすべて実行機能(executive function)に関わる力です。経験と練習を重ねるなかで、少しずつ育っていきます。
2歳の子は「待ってね」の意味が分かっていても、興奮しているときにいつも待てるとはかぎりません。大人は、その練習を無理のないものにできます。
- 短く、はっきりと伝える。「車は一台ずつね。」
- そばにいて、順番を待つのを手伝う。
- 見通しのもてる区切りを示す。「あと一回やったら、車をお片づけしようね。」
- 止まる・始める・順番を待つ、といった簡単な遊びを取り入れる。
期待は、その子に合った大きさに保ってください。支えのある環境と年齢に合った活動こそが、育ちつつあるこれらの力を練習する助けになります。
強い気持ちを表すのを、どう助けられますか?
積み木の塔が倒れたとき、友だちにおもちゃを取られたとき、お子様はその出来事を理解するための助けを必要としているかもしれません。まずは落ち着いた応答と、はっきりとした線引きから始めます。「トラックが使いたかったんだね。くやしいね。たたくのは止めるよ。「かして」って言うの、手伝うね。」
気持ちが落ち着いてきたら、そのまま使える短い言葉を渡します。「かして、ください」「てつだって」。
その子が感じていることに名前をつけることは、気持ちと言葉を結びつける機会になります。応答のあるやりとりは、支えられながら伝える練習をする場になります。こうした会話のきっかけをもっと知りたい方には、子どもが気持ちを話すのを助ける問いかけのガイドが、やさしい出発点になります。
男の子は言葉が遅いと聞きます。様子を見るべきですか?
お子様のことばの発達が気になるなら、「男の子は言葉が遅い」という言い方に頼らず、かかりつけの医師に相談してください。
観察していることを伝えましょう。どのように要求を伝えるか、聞き慣れた言葉にどう反応するか、他の人とどう関わるか、そして以前できていたことができなくなっていないか。
米国小児科学会は、ことばや言語に関する心配について早めに動くことを勧めています。園での観察はその相談の材料になりますが、専門家による評価に代わるものではありません。
息子のためのプリスクール選びで、何を見ればよいですか?
お子様の興味に気づき、身ぶりや芽生えはじめた言葉も含めて、その伝え方に応えてくれる教育者を探してください。体を動かすこと、活動の切り替え、友だち関係、そしてうまくいかない瞬間を、どう支えているかを尋ねてみましょう。
役に立つ質問には、次のようなものがあります。
- 入園したばかりの子が慣れるまで、どのように支えてくださいますか?
- 活発に探索することを好む子を、どのように支えていますか?
- 子どもが必要なことをまだ説明できないとき、どうなさいますか?
- 学びの様子を、どのように共有してくださいますか?
学びの記録(ドキュメンテーション)の実例を見せてもらいましょう。先生が子どもの思考をどう観察し、次に何を用意するかをどう考えているかが見えてきます——それはレッジョ・エミリア・アプローチの中心にある実践です。
シンガポール・ノベナのペガサス・インターナショナル・プリスクールへ
ペガサス・インターナショナル・プリスクールは、18か月から6歳までのお子様のための、レッジョ・エミリアに着想を得たプリスクールです。所在地は 72 Keng Lee Road、KK 女性・小児病院の真向かいにあります。
教室の主な言語は英語で、中国語と日本語が一日のなかに自然に織り込まれています。私たちは、子どもの問い、その探索、そして考えを表す多様な方法を大切にしています。
プリスクールのプログラムをご覧いただくほか、三言語の学びの環境についてもお読みいただけます。
その環境がお子様に合うかどうか、確かめてください
見学にお越しいただくと、先生に会い、教室をご覧になり、お子様の興味や生活リズム、伝え方についてゆっくりお話しいただけます。お子様もぜひご一緒に。
ご質問をお持ちになって、ペガサスがご家族に合うかどうかを確かめてください——無料・無理な勧誘なしの学校見学を予約する。


